義歯用ミニインプラントとは?

少量の麻酔をして、直径1.8mmの細いチタン製ネジを歯茎の上から埋め込みます。麻酔をしますので痛みはありません。そして入れ歯の裏側に特殊な金具を付けてちょうどホックで留める様に入れ歯とネジと「カチッ!」とかみ合い簡単に入れ歯を留めたり外したり出来ます。




〜当院臨床症例〜

 85歳女性の症例

ミニインプラント埋入後1 ミニインプラント埋入後2 義歯の裏側 義歯の表側


この方は毎日のように下顎の入れ歯の調整で来院されていましたが、ミニインプラントをすることによって入れ歯が動かなくなり快適に食事ができるようになりました。

 

次のような入れ歯の方にミニインプラントお勧めです

  • 入れ歯が動いて不快のある方
  • 固いものやひっつくものを普通に食べてみたい方
  • 十分に噛めないので胃腸が弱い方
  • 入れ歯を気にしないで思いっきり会話をしたり、笑ったりしたい方




ミニインプラントの長所

  1. 基本的に歯茎を切ったりしないので痛みはほとんどありません。腫れたりもほとんどしません。
  2. 基本的に治療後に食事が出来ます。
  3. 入れ歯が動かなくなります。
  4. 通常のインプラントに比べて安価です。(当院では4本64万円(税込み)です。)
  5. シリコンゴムの入れ歯に比べ全ての面において優れています。(このような理由から当医院では下顎のシリコンゴムの義歯は扱っておりません。)



ミニインプラントの短所

  1. 必ず4本埋入しなければならないため、平行性を維持するのが難しい。よって、術者の技術によるところが大きい事。
  2. 骨が尖っている場合、歯茎を開いて平らにする必要がある事。(この場合、その日に入れ歯は入れられません。)
  3. 適用が下顎の総義歯(総入れ歯)のみに限定される事。
  4. 咬み合わせの安定しない方には不向きである場合が多い事。
  5. 全身状態、骨の状態によって施行できない場合がある事。