2008.4月



2008.4.12

親知らずの移植とインプラント3本埋入
 50代女性
 主訴:インプラントでものが噛めるようになりたい。
≪治療経過≫
昨年春にインプラント治療、歯の治療をを希望し、当医院を受診されました。
CT撮影、解析を行い、昨年に下顎は、保存不可能な歯の抜歯、前歯の根っこの治療、歯周外科及び4本のHAインプラント埋入し仮歯を装着してあります。今年に入り、上の歯をすべて仮歯に置き換え、先月前歯の根っこの治療を完了しました。3月末には奥歯にHAインプラントを3本埋入し、本日、左上3部にオギュメーターと呼ばれる骨幅をひろげる器材だけでインプラントのホールを形成し1本HAインプラントを埋入しました。引き続き患者さんは、大変であったかもしれませんが、埋入後前歯の根っこのまわりの歯石、不良な歯茎を除去する手術(歯周外科)も行いました。歯周病の歯が多数存在すると、歯周病菌がインプラントに感染するリスクが非常に高いからです。ですから、歯周病の歯が存在し、インプラントの治療をお考えの方は口の中全体を視た治療が必要であることを頭にいれておいた方がよいと思います。あと、私見ですが、本当にできるインプラント専門医は、外科治療にすぐれていることは言うまでもなく、かみ合わせ、歯周病治療、根っこの治療、義歯治療、時に矯正治療にも精通した歯科医だと思います。日々精進です自分があこがれる歯科医をめざして。
術前
術後




2008.4.17

親知らずの移植とインプラント3本埋入
60代女性
主訴:インプラントでものが噛めるようになりたい。
≪治療経過≫
約1年前に上の歯がない状態で、当医院を受診されました。インプラント治療を強く望まれたため合計8本のインプラントを埋入しました。4月に入り最終的な修復物の作製のため、型を採ろうとしたところ右上の3番(糸切り歯)が縦にハセツしているのが認められ、患者さんの要望もあり1番、3番の2本を抜歯し2本インプラントを追加することになりました。当初抜歯後口蓋即時埋入を考えていましたが、私のテクニカルエラーで3番の頬側の骨が欠けてしまい
1番と2番にインプラントを埋入しました。ついで1,2,3部の骨の厚みが薄かったので人工骨と自家骨(かけた骨)をブレンドしたものを補填し、吸収性のメンブレンをまきつけ歯茎を閉じ終了。幸いにも歯茎が開くことがなく感染もせず本日(4月26日)抜糸を行いました。このような処置はタバコを吸われる方はうまくいかない可能性が高いことを理解しておいたほうがよいと思います。タバコは口の中にとって百害あって一利なしです。
ちなみに私も学生時代は喫煙者でした。(笑)
術前
上顎右上1,2番
インプラント埋入前
術後
上顎右上1,2番
インプラント埋入後








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