あかつき歯科医院 今月の症例集

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2008年2月


2008年2月

親知らずの移植とインプラント3本埋入
50代女性
主訴:左下の歯が痛い。悪いところは全部治したい。
≪治療経過≫

 この方は、治療を進めていくうちに入れ歯ではない方法を望まれました。そのため、昨年末に提携病院にCT撮影をしていただき、それをもとにCTの解析を行いました。その結果、1月に右下部は、2回法でインプラントを2本埋入し、左下は、歯茎を開かずに1回法でインプラントを1本埋入しました。(所要時間20分)2ヶ月後にインプラントの上に仮歯をつける予定です。
左上は、自歯のブリッジ(歯の橋渡し)を計画しましたが、自歯の一個一個の状態が良くない為、本来不必要な親知らずを橋渡しをする自歯の間に移植しました。(所要時間15分。親知らずの抜歯5秒)

術後は、必ず断層のレントゲン撮影を行って確認をしてますが、やはりCT撮影にくらべると精度が落ちます。そのため、歯科用のCTの導入を検討している今日この頃です。
≪術前≫
≪術後≫

2008年2月
親知らずの移植とインプラント3本埋入
60代女性
主訴:歯が動いて痛くてものが噛めない。
≪治療経過≫

 この方は、多少費用がかかっても噛める入れ歯の作製を希望したため、磁石の入れ歯の治療方法を提案しました。以前であれば、歯槽膿漏で動く歯は抜歯の対象でありましたが、磁石の入れ歯の利点は、そのような弱い歯に利用できること、入れ歯の修理が簡単なこと、取り外しが容易で歯に負担を掛けないことなどがあげられます。そこで、磁石に出来ない歯を抜歯し、磁石にできる歯の根っこの治療及び歯槽膿漏の治療(歯周外科APF)を行いました。5ヶ月後に最終義歯に磁石の対を取り付けました。あとは、3ヶ月に一度の定期検診に移ります。
磁石の最大の欠点は、2次カリエス(虫歯)になりやすいことです。ですから、当医院では、最低でも3ヶ月に一度の定期検診、フッ素洗口剤の使用、夜間の義歯の取り外しを指導しています。私の臨床経験上、虫歯傾向の強い方、血圧の薬や利尿剤を服用されている方、ドライマウスの方はかなりの注意が必要かと思われます。























 
≪術前≫
≪術後≫
術後右下2番、3番
術後左下2番、3番

2008年2月

親知らずの移植とインプラント3本埋入
40代男性 主訴:悪いところ全て最高の材質で治して欲しい。
≪治療経過≫
 
 最高の治療・最高の材質を求め当院を受診されました。そこで、歯のないところにインプラント治療を提案したところ希望されましたので、1月にCT撮影、解析を行い、右下奥歯にフラップレス(歯茎をひらかない。)でインプラントを1本埋入しました。右側の治療がひと段落したため、本日左下奥歯にインプラントを2本2回法で埋入しました。
2回法の術式のメリットは、2ヶ月後にインプラントの頭を歯茎から出すときにある程度硬い歯茎をインプラントの周りに作ることができることです。しかしながら、患者さんにとっては2回手術をしなければならないのが最大の欠点でありますが、硬い歯茎の中にあるインプラントは、歯茎の炎症も起こしにくいし、歯磨きもしやすいので、歯茎の硬さはインプラントの予後に影響をあたえます。
(それでも硬い歯茎が形成できないと判断した場合は、歯茎を移植することもあります。)
≪術前≫
≪術後≫

2008年2月

親知らずの移植とインプラント3本埋入
50代男性 主訴:入れ歯以外の方法でものを噛めるようにしたい。
≪治療経過≫
この方は、これまでその場しのぎの治療(姑息的な治療)を行ってこられましたが、入れ歯になるのがいやで一昨年の11月に当医院を受診されました。基本的に当医院では、インプラントを行う方に対しては残せる歯の歯周病治療、かみ合わせの治療、根っこの治療、ブラッシング指導を徹底的に行います。そのため、この方は、右上の奥歯以外の治療に約1年治療がかかりましたが、いまのところ大変満足されています。本日ようやく、右上の抜歯した部分の傷なおりがよくなったため、歯茎をひらかずに特殊な器材(オステオトーム)で、上顎洞を挙上(人工骨オスフェリオン使用)しHAインプラントを1本埋入しました。インプラント周辺の歯茎が、柔らかかったので同時に歯茎の移植も行いました。
 
 
≪術前≫
≪術後≫

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